適性検査で見える、性格・適性などの本質的な部分

優れた適性を持つ人材を見抜いて採用すること

今回は採用に関する適性検査の話です。

良く企業でも導入している適性検査ですが、その判断には悩むことはあります。例えば、履歴書と職務経歴書の内容が良く、書類選考では合格にしたところ、面接での面談内容も良好で、1次面接も合格にして、採用の方向でほぼ決まりかけていましが、しかしながら、残念なことに適性検査の結果が非常に悪く、最低ランクの評価が出てしまいました。この場合採用担当や人事担当としてはどのような判断がいいのか迷うところです。

結論としては、企業によっても様々でしょうけど、すべてが適性検査で決まる訳ではありませんが、明らかにリスクの高い人材を採用するわけにはいかないという発想からは採用しないほうがいいと感じます。なぜなら、適性検査で最低ランクが出るような人は傾向として、なかなか仕事で良い結果を出すことができないからです。会社に対する貢献度が低くなることが多いからです。その人が持つ性格・適性などの本質的な部分はなかなか変わるものではありません、だからこそ、優れた適性を持つ人材を見抜いて採用することが大切だと思うのです。優れた適性を持つ、仕事の良きパートナーを見つけたいですし、採用の失敗はできる限り最小限にしたいものです。

もちろん社交的でないというだけで営業職の適性がないとはいいずらいのと同様、職種によって適性があるなしが異なる場合があります。企業が学生を採用する際には、単に学力や知能といった人としての一側面ではなく、感情、知能、意欲、価値観などさまざまな側面から適性を見極めることが必要だと言えそうです。

意思を尊重する指導方法

最近ではなるべく意思を尊重する指導方法やマネジメントが流行っているのはあるのですが、やりたいようにやらせて自主性を重視してどんどんと成長して伸びるなら素敵な発想なのですが、小中高と勉強や試験などで自由に任せてうまくいかなかった経験を踏まえても、社会人教育を自由に任せてもなかなかうまくいかないのが当たり前とも思います。

好き勝手にやらせても対して伸びないのが現実です。

社会人10年20年の大人だって自分の適性がはっきりわかるものでもないのだから、ましてや部下や後輩の適性なんて見分けがつくものとも思えません。そう考えると教育や指導する側は相手の人生に大きく干渉するわけだから、相当な覚悟を決める必要があります。他人は意思をもった人物なのだから上司であっても全てを自分の思い通りに出来ないのは大前提としつつも、仕事の枠内ではやはりしつこくできるまで教育を行うべきと思います。

マネジメントの悩み

こういえばよかったのか、など指導に関してはいつも悩みます。いろいろと悩み続けるというのは良いことではありませんし。悩む時間が長いと、心のダメージが蓄積していくので、そうすると、自分自身で自分をダメにしてしまいます。また、悩んでばかりいて行動することができないでいると、他の人を幸せにすることができません。他人を幸せにできない人は、自己満足の幸せしか手に入らず、寂しい人生になってしまいます。悩むことは誰にでもあります。仕方ありません。それでも、悩む時間は最小限にするように、気持ちを切り替えていきましょう。そして、今日という1日を大切に前向きに生きるようにしましょう。