チャンスの女神に後ろ髪はない、という言葉

人財紹介・転職支援のバンステーション、今回の記事内容は「チャンスの女神に後ろ髪はない、という言葉」についてです。

とある面談の話です。
求職者さんから転職原因について聞いたときの話です。

リーダーが激務の中とうとう体調を崩してしまい数カ月にわたり休職したものの、体調だけでなく精神も病んでしまったために別部署に復帰となり、問題はそのリーダーの下で働く部下がに残った仕事を何とかやりあげているものの、増員も難しく今後を考えると厳しい・・・体調崩したリーダーには申し訳ないものの、「休んだもの勝ち」になってしまうといずれ部下にも限界が来てしまうのが時間の問題、という状況下で結局退職したのはリーダーではなく、またその部下ではなく、部下の状況を見ながら自分に多くの仕事が降ってかかるのを懸念した求職者さんだったという話です。

このリーダーは悪くないですし、部下も悪くないですし、求職者さんもその立場を理解できるので、会社としてもいろいろと見落としていてしまってる状態ですが、逃げ癖つくとこういった状況下ではすぐに撤退してしまうケースが多いので、面談でもよく「前職でご経験された、修羅場下状況をお教えください」など聞かれるわけです。求職者さんもそこは懸念してたという件です。
よくある話と言えばよくある話ですし、ここでどのような流れで説明するかどうかは悩むところでもあるんです。

タフな人ほど、自責として受け止めるのでどれだけハードシングスであっても、話す分にはそれほどハードでなかったように話すケースもあり難しいところです。仕事で逃げないことや自分の周囲の責任にせず、仕事を通じて自らの人格を磨き上げるような視点もあるのですが、なかなか面談者の能力もあれば転職者の面談慣れもあるので、伝わらないこともあります。

ワールドカップでも活躍していた守田選手のチーム選びの話ですが、守田選手は生まれが大阪府高槻市だったので大阪と言えばガンバ大阪、なので北摂ではガンバは応援団もあればずっとガンバで活躍していたことを夢見ていたそうですけど、フロンターレの練習に参加して自分より全員みんなが上手だったらしく、この中に入ればうまくなるしこの中みんなよりうまくなればもっと上の世界にいける、と感じガンバをやめてフロンターレを選んだそうです。

職場選びのコツとしては、なるべくですが優秀な上司や優秀な同僚、がいるかと経験が積めるかに尽きると思います。優秀な仲間や先輩たちと切磋琢磨しながら腕を磨いて自分自身のレベルをアップさせれば、守田選手のようにさらにうえのステージとして海外での活躍やオファーが舞い込んだり、日本代表として活躍できるところまでレベルアップできるのだと、そう思います。

ちなみに周囲がどれだけレベルが高くても、自分から積極的にその技術や思考などを取得獲得しようと進まないと何も変わりません。最後には自分がどこまで高みを目指して動けるかに尽きるので、自分の心持ち次第では受け取ることのできるものは非常に大きく変わったりします。自分の立ち位置や持っているレベルを見極めて、棚卸してその手札を有効活用する以外ないと思うわけです。

一気にジャンプアップしても能力が足りなければ、すぐに自分の今いる位置まで戻ってしまいますし、チャンスを与えられたら与えられたチャンスをチャンスと認識しないといけない、という意識は必須かと思います。「チャンスの女神に後ろ髪はない」と言いますが、機会を得たことをチャンスと思うことは常に大事。日本代表戦、熱い戦いを見ているとそういうものなのだと感じますし、大会通じて出れない選手や活躍する選手を見ていると、出てチャンスを獲得した選手が活躍すれば必ず次のチャンスが来ています。

虎視眈々と腕をみがく、必要があるわけです。

うまく言いずらいですが、「チャンスの女神に後ろ髪はない、という言葉」を考えたときに、今の職場にいるべきなのかどうかという未来志向などを中心に伝えればいいのではないでしょうか。