転職エージェントと直接応募はどちらが有利?企業の考え方について!

転職エージェントと直接応募はどちらが有利?企業の考え方について!

皆さんは転職をしようと思ったときに、どんな方法を思い浮かべるでしょうか?
ほとんどの人が以下の3つ方法で、転職することが多いのではないでしょうか?

・転職エージェントで相談しながら応募する
・転職サイトを使って自分で応募する
・企業のサイトから直接応募する

上記を使うときに多くの人が考えること、それは「どれを使うのが一番良いの?」
応募者の視点からすれば、有利になる方法はあるのか、すごく気になると思います。
どのような方法で応募するのが良いのかについて見ていきます。

転職エージェントよりも直接応募の方が有利?

転職エージェントと直接応募で、まったく同じ内容の募集があったときに…。
どちらから応募する方が有利、といったことはあるのでしょうか?
結論を言うと、どちらが有利とか不利といったことは、まったくありません。

企業側からすれば、良い人材を採るという目的で幅広く求人を募っています。
自社のサイトだけでは集客力に乏しく、転職エージェントなどに頼ることになります。
転職エージェントを使うとその分、紹介料が発生するのでお金がかかってしまいます。

ただし、採用にお金をかけるのは、ビジネスにおいて当たり前とも言えます。
採用にお金をかけないというのは、積極的に投資をしないということと同義です。
採用コストをケチるのは、人に投資しないと宣言しているのと同じとも言えます。

応募側に求められるのは、企業にとってコストのかからない選択をすることではありません。
あくまで自身の価値を最大限に高めて、それを会社に提供することにあるのです。

企業は採用コストよりも人材の質を見ている

企業は採用コストよりも、人材の質を見て採用を行っていることがほとんどです。
採用コストは一時的なものですが、入社してから働く期間は何年もずっと続きます。
長期的に利益を生み続けてくれることが、企業によってもっとも理想の形です。
どの方法で応募してきたとしても、結局は、人で判断した上で採用を決めています。

どの方法を使って応募するかというのは、あくまで手段の選択に過ぎません。
多少の有利とか不利はあったとしても、それはほとんど誤差の範囲に留まります。
応募する側に求められているのは、手段の選択ではなく価値の提供にあります。
自分がどんな形で会社に貢献できるか、それをアピールすることが重要です。

ちなみに企業が採用時に負担するコストについては、以下のように言われています。

直接応募:0円
求人サイト:約40万円
転職エージェント:年収の3割~4割

これだけを見ると、直接応募した方が喜ばれるという風に思うかもしれません。
ただし、採用は企業にとって核となることであり、もっとも重要な事業戦略です。
この部分をケチろうとする会社は、投資に消極的という風に言うことができます。
企業担当者も、採用コストを削減したいというのは、優先順位として高くありません。

どれが有利不利ではなく、良い人材を採りたいというのが企業側の本音なのです。