世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事をもつこと

一万円札の福沢諭吉さんが言った言葉

世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事をもつこと

ワールドカップも終わったのですが、吉田キャプテンが若い代表選手などに仕事論として語っていたのが印象的でした。
「サッカーの代表という仕事は、国民を幸せにして国を代表して若いうちから活躍できる、素晴らしい仕事だと思います。これからもこの代表に憧れをもってもらえるように、強い代表、かっこいい代表を目指していきたいと思います」
確かにそうです、10代、20代で国を背負い、みんなの期待を一身に受けて仕事できるなんてまずありませんし、勝ったときや賞賛を浴びたときの気持ちや喜びはすごいと創造出来ますので。

働いてお金を得ることによる効果や学び

そのサッカーの話題に関してです。

サッカーの興国高校というサッカーで有名な高校があるのですが、この学校ではなんとさっかー部員が人間教育の一環として引越しでのバイトをするそうです。引越し会社は学校のOBなのでということですが、高校生ならスパイクとかジャージとかお金がかかるものはすべて親が出してくれるのでしょうけど、何日も働いて買えるようなスパイクを手にしていると思えば、自然にそのスパイクは大事に大事に扱うと思います。

また、仕事を通じて得た経験やご商売や大人の世界を感じることで、自分自身の教育になったり学びになることや気付きが得られるのは間違いありません。いろいろな経験というものは、試合の中での振る舞いだけでなく、試合やサッカーを離れたところ=オフザピッチでも変わってくると思うからです。

オンザピッチよりもオフザピッチ

これはプロのスカウトの話ですが、試合などは当然見るものの、試合終わった後にグランドの片付けを率先するのか、荷物を持つのか、挨拶はどうかなどの振る舞いがプロで成功するためには大事、と考えているそうで、どちらかというとそういった部分を見たいそうです。

そして働いてお金を得ること自体は「お金お金」ということになってほしいのではなくて、自分で稼いだお金を自分の好きにできるという価値はすごく大きくて散財するのか自分のために投資するかなども、実に学びになります。

特に今の若者などは裕福になっているので、自分でバイトをしないことも多いですし、バイトするなら練習しろ、勉強しろというのもわかるのですが、練習することでプロになるのならまだしも、勉強して学問を頑張って学者になるならまだしも、自分の将来を築き上げるための勉強や練習なら、バイトでお金を貯めることもまた大きな社会勉強だと思います。

仕事は誰かのために役立っています、叩き上げで頑張る人は必ず芽が出ますし努力の大切さも知っているし、何より叩き上げで積み重ねることは、自分自身をたくましくして強くして、なかなか折れない人間を作り上げます。社会に出たときも、自分自身がまったくお金を稼いだことのない人よりも、家業の手伝いでも何でも仕事をして金を稼ぐということに触れると考えは変わるものです。

世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事をもつこと

世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事をもつこと、サッカー選手になれなくても、サッカーで頑張ったことが将来にも活きていく。
そんな仕事に就けることはまた素晴らしいことだと思います。」

かの、福沢諭吉さんのように。