リモート時代に求められるリアルワークの価値とは?

リモート時代に求められるリアルワークの価値とは?

1.リアルワークとは

オフィスなどへ出社していた従来の働き方のことを指します。
近年、IT系を中心にPC上で作業を完結できる多くの職種でリモートワークやテレワークが取り入れられるようになりました。(通勤時間の時間を仕事に回せたり満員電車に乗らなくていいなどメリットがあります。)
リモートワークという言葉の登場と浸透によって、今までオフィスに出社して物理的に顔を合わせていた働き方のことを「リアルワーク」と呼ぶようになっています。社会全体でリモートワークが取り入れられてからしばらく経過したことで、リアルワークとリモートワークのメリットやデメリットが明確化され、共通認識として知られるようになってきました。

2.リアル&リモートを組み合わせたハイブリッドワークも

リアルワークとリモートワークのどちらか片方だけを採用するのではなく、出社して業務を行う日と在宅勤務を組み合わせる働き方であるハイブリッドワークという概念も生まれています。中には、リモートワークに対応した際にオフィスの床面積を縮小したため、全員出社をすると物理的に場所が足りなくなるため、場所的な意味合いでハイブリッドワークを導入している企業もあります。
シェアオフィスやコワーキングスペースを借り切って、近いエリアに住む社員が5人くらい集まったりプロジェクトに参加する人だけがここに集まるという場所を作るというパターンもあります。
こういった、リアルで集まりはするが本社に出社するわけではないというタイプのハイブリッドワークや疑似的なリモートワークも存在しています。

3.ハイブリットワークを推奨する

ハイブリッドワークを取り入れるのも、リアルワークの効果を高める手段の一つです。リアルワークの価値について解説するだけでなく、実際にリモートワークと合わせて行うことで従業員にとっても腹落ちしやすくなるでしょう。そのために必要なのが、リアルワークですべきこととリモートワークでもできることを明確にすることです。「この業務の場合は出社した方が好ましい」「この業務は在宅で行っても問題ない」といった指標を、会社側から提示するのも良いでしょう。これによって、時間的・物理的制約を解消できるというリモートワークのメリットを享受しつつ、必要な場面でリアルワークがもつメリットも享受できるようになります。

リアルワークやリモートワークの話をする際、どうしてもどちらが良いかという論になってしまいがちです。しかし、最も効果的であるのは、両方のメリットとデメリットを理解したうえで、どちらも選べるハイブリッドワークができる姿なのではないでしょうか。昔の固定概念にとらわれず自社内で今一度リアルワークがもつ意義を再定義してみるのもいいかもしれませんね。